WordPressに関連記事の表示を追加するプラグイン Similar Posts

そろそろWordPressを2.8にアップデートしようかと思ってるところですが、ひさしぶりにプラグインを追加してみました。
Similar Postsは記事に関連した記事を自動的に表示してくれるプラグインです。

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Similar Postsを使用するためには前提条件としてPost-Plugin Libraryがインストールされている必要があります。Post-Plugin Libraryはここから、Similar Postsはここからダウンロードできます。


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Post-Plugin LibraryとSimilar Postsをインストールするとメニューの”設定”に”Similar Posts”が追加されるので、これを選択します。

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上記がSimilar Postsのメニューになります。Similar Postsのメニューから”Manage the index”をクリックします。

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マルチバイト文字の使用など関連する記事のインデックスに影響するオプションを設定します。

  • Handle extended characters?(外字を使用するか)
    日本語を使用するので”Yes”を選択します。
  • Treat as Chinese, Korean, or Japanese?(中国語、韓国語または日本語を使用するか。)
    日本語を使用するので”Yes”を選択します。
  • Treat Related Word Variations:
    関連する単語を抽出する方法を設定します。
    “Strictly(厳密に)”、”By Stem(幹で?)”、”Fuzzily(あいまいに)”から選択します。
    出力される関連記事が本文とあまり関連性がないことが多い場合、
    ここを変更するとよくなるかもしれません。
    ここではデフォルトの”Strictly”のままにしました。
  • Batch size
    バッチで処理される記事の数を設定します。メモリが少ない場合はこの値を小さくします。
    あまり大きな値を設定するとパフォーマンスが悪くなるみたいです。
    ここではデフォルトの”100″のままにしました。

設定したら”Recreate Index”をクリックして保存します。

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次にSimilar Postsのメニューから”Placement”をクリックします。
ここでは関連記事の出力に関する設定をします。

  • Output after post:
    記事の最後に追加する関連記事の設定です。
    “Activate”を”Yes”にすると記事の最後に関連記事が表示されます。ここでは”Yes”に設定しました。
    “Priority”は他のプラグインの表示があった場合の優先順位の設定?デフォルトの”10″のままにしました。
    “Parameters”では関連記事の見出しの見た目を変更できます。
    デフォルトでは関連記事のタイトルは”Similar Posts”ですが”関連する記事はこちら”等に変更できます。
    ここではデフォルトのままにしました。
    “Condition”では
    デフォルトの”is_single()”に設定すると単一記事の最後に、
    “!is_single()”に設定すると一覧表示時の各記事の最後に、
    何も入力しないとその単一記事と一覧表示の両方に関連記事を表示します。
    ここではデフォルトのままにしました。
  • Output in RSS feeds:
    RSSに関連記事を表示するかを設定します。
    “Condition”がない以外設定項目は”Output after post:”と同様です。
    ここではデフォルトのままにしました。
  • Output in widget:
    関連記事をウィジェットで表示した場合、ウィジェットに渡すパラメータがしていできます。
    ウィジェットに関連記事を表示させる場合はメニューの”外観”→”ウィジェット”で”Similar Posts +”をサイドバーに追加してください。
    ここではデフォルトのままにしました。
  • Output in content:
    “Activate”を”Yes”にすると記事の本文中などに
    <!--SimilarPosts-->
    と入力することで任意の位置に関連記事を表示させることができるようになります。
    ここではデフォルトの”No”のままにしました。

ここまでの設定でとりあえず記事に関連記事を追加することができます。

その他の設定を見てみます。その他の設定についてはすべてデフォルトに設定しています。
ちなみにSimilar Postsのヘルプはこちら(英語)です。

まずはSimilar Postsのメニューから”General”をクリックして”General Settings”を表示します。
“General Settings”は関連記事全般の設定になります。

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  • Number of posts to show:
    表示する関連記事の数を設定します。デフォルトは5
  • Number of posts to skip:
    関連記事の表示から除外する最新記事からの件数を設定します。デフォルトは0
  • Show password-protected posts?
    関連記事にパスワードで保護された記事を表示するかを設定します。
    No“に設定すると表示しない、”Yes”は表示するになります。
  • Show static pages?
    関連記事に静的ページを表示するかを設定します。
    No pages, just posts“は記事のみ、
    “Both pages and posts”は記事とページ両方、
    “Pages but no posts”はページのみ
    の表示になります。
  • Show attachments?
    添付ファイルまたはそれらへのリンクを表示するかを設定します(?)。
    No“に設定すると表示しない、”Yes”は表示するになります。
  • Display posts that are:
    関連記事に表示する記事の状態を設定します。
    “Published”は公開済み記事の表示、
    “Private”は非公開記事の表示、
    “Draft”は下書きの表示、
    “Future”は公開予定記事の表示を設定します。
    それぞれ”Yes”で表示、”No”で非表示になります。
    デフォルトでは”Published”のみが”Yes”になっており、関連記事には公開した記事のみが表示されます。
  • Ignore posts
    関連記事で表示しない記事を期間で設定します。
    “less than”はその期間未満、
    “more than”はその期間以上、
    —–“は設定なしになります。
    例えば、”less than”、”1″、”month(s)”に設定すると公開して1ヶ月未満の記事は除外されます。
  • Omit the current post?
    現在の記事を関連記事から省略するかを設定します。
    Yes“が省略で、”No”に設定すると省略しません。
  • Match the current post’s category?
    関連記事を現在の記事と同じカテゴリの記事のみ表示するかを設定します。
    “Yes”に設定すると現在のカテゴリと同じカテゴリから、
    No“に設定するとすべてのカテゴリから関連する記事が表示されます。
  • Match the current post’s tags?
    関連記事を現在の記事のタグと同じタグの記事のみ表示するかを設定します。
    No“はすべてのタグの記事を、
    “Any tag”は現在のタグとどれかひとつでも同じ記事を
    “Every tag”は現在のタグとすべて一致する記事を関連記事に表示します。
  • Match the current post’s author?
    関連記事を現在の記事の投稿者と同じ投稿者の記事のみ表示するかを設定します。
    “Yes”は現在の記事の投稿者と同じ投稿者の記事を
    No“はすべて投稿者の記事を関連記事に表示します。

変更した場合は”Save General Settings”をクリックして保存します。

Similar Postsのメニューから”Output”をクリックして”Output Settings”を表示します。
“Output Settings”は関連記事の見た目に関する設定です。

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  • Output template:
    関連記事の出力テンプレートを設定します。このテンプレートには右側の”Available Tags”に表示されているタグを使用することができます。
  • Text and codes before the list:
    関連記事の一覧の最初に表示する文字列やHTMLタグ等を設定します。
  • Text and codes after the list:
    関連記事の一覧の最後に表示する文字列やHTMLタグ等を設定します。
  • Default display if no matches:
    関連記事に表示する記事がない場合に表示される文字列を設定します。
  • Show nothing if no matches?
    関連記事に表示する記事がない場合に関連記事の欄を表示しないかを設定します。
    No“は常に関連記事の欄を表示、”Yes”は関連記事がない場合は非表示です。
  • Text and codes between items:
    関連記事に表示される記事と記事の間に表示する文字列やHTMLタグ等を設定します。
  • Sort Output By:
    関連記事の表示順を変更することができます。
    ソートする”first”は第一キー、”then”は第二キーになります。”Output Tag”には”Available Tags”が指定できます。
    例えばタイトルでソートする場合は{title}と入力します。”Available Tags”のタグの中には指定しても並び順に影響がないタグがあるようです。
    “Order”では”ascending”(昇順)、”descending”(降順)を選択します。
    “Case”には”case-sensitive”(大文字小文字を区別)、”case-insensitive”(大文字小文字を区別しない)を選択します。
  • Group title template:
    関連記事の表示順を設定した場合に第一キーが変わる毎に出力されるテンプレートを設定します。
    表示順で第一キーに{tags}を設定した場合は関連記事に表示される記事のタグが変わる毎に出力されます。
    関連記事のグループ分けに使用します。

変更した場合は”Save Output Settings”をクリックして保存します。

Similar Postsのメニューから”Filter”をクリックして”Filter Settings”を表示します。
“Filter Settings”は関連記事の除外などのフィルターに関する設定です。

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  • Posts to exclude:
    関連記事から除外する記事のIDを半角カンマ区切りで指定します。
  • Posts to include:
    関連記事の対象となる記事のIDを半角カンマ区切りで指定します。
  • Authors to exclude/include:
    関連記事から除外または対象とする投稿者を設定します。
    “Exclude”にチェックすると除外、”Include”にチェックすると対象になります。
  • Categories to exclude/include:
    関連記事から除外または対象とするカテゴリを設定します。
    “Exclude”にチェックすると除外、”Include”にチェックすると対象になります。
  • Match posts with tags:
    関連記事の対象とするタグを設定します。
    タグを半角カンマで区切った場合はどちらかのタグを含む記事を、半角プラスで区切った場合は両方のタグを含む記事を対象とします。
  • Match posts by custom field:
    カスタムフィールドを使って関連記事の対象を設定します。

変更した場合は”Save Filter Settings”をクリックして保存します。

Similar Postsのメニューから”Other”をクリックして”Other Settings”を表示します。
“Other Settings”はその他の設定です。

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  • Relative importance of:
    関連性に関する重要度を設定します。
    “content:”(記事の内容)、”title:”(記事のタイトル)、”tags:”(記事のタグ)に合計が100%になるように重要度を設定します。
    関連記事に表示される記事の結果が思わしくない場合、この値を変えて調整することができます。
  • Maximum number of words to use for match:
    関連性に使用する単語の最大数を設定します。デフォルトでは記事中から20の単語が選択されますが、この値を変更することで関連性の結果を調整することができます。
  • Extract terms to match by:
    用語の抽出アルゴリズムを変更することができます。
    “Word Frequency”(単語の出現頻度?)と”TextRank Algorithm”(テキストの重要度?)から選べます。
  • Look for manual links in custom field?
    カスタムフィールドを使って関連記事の結果を手動で上書くかを設定します(?)。
    カスタムフィールドの名前を’sp_similar’に設定して、値に記事IDをカンマ区切りで指定すると、関連記事の表示を上書きすることができるようです。
  • Add Similar Posts to feeds?
    関連記事をフィードに表示するかを設定します。
    この項目は次のリリースで削除される予定なので、フィードに表示する場合は”Placement Settings”で設定します。
  • Other plugins’ tags to remove from snippet:
    除外する他のプラグインで使用されるタグを設定します(?)。

変更した場合は”Save Other Settings”をクリックして保存します。

Similar Postsのメニューから”Report a Bug”をクリックして”Report a Bug”を表示します。
“Report a Bug”では”File Report”をクリックするとバグを報告できるフォームに移動します。

Similar Postsのメニューから”Remove this Plugin”をクリックして”Remove this Plugin”を表示します。
ここでは”check this box to confirm your intention”にチェックを入れ、”Remove Plugin”をクリックすることでこのプラグインを削除することができます。

いくつかよくわからないものもありましたが以上が設定項目になります。

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7 Responses to “WordPressに関連記事の表示を追加するプラグイン Similar Posts”

  1. […] ンを導入しました。導入に関してはこのページを参考にしました。設定で重要なポイントが分かりやすく書いてありました。 「WordPressに関連記事の表示を追加するプラグイン Similar Posts」 […]

  2. t011.org says:

    [WordPress] 関連エントリを表示してくれる Similar Posts

    ブログでよくある関連記事表示。
    以前は出来なかったので、手動で更新時に記事を挿入していたのですよね。
    他のブログの場合はどうやって表示させているんだろうと思ってい…

  3. […] その他の詳しい設定はsprouthead blogさんの所で説明されていますのでこちらも参考にして下さい。 当サイトのRSSを購読 […]

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